本書は、幕末に来日してから多方面に渡って活躍したイギリス人ブリンクリー(Francis Brinkley, 1841 - 1912)が編集したもので、日本の歴史、文化、現状などを紹介するテキストに加えて、30枚の大判手彩色写真、200枚近くの文中白黒写真、10枚の花々の口絵写真を収録しています。全10巻にわたって文字と視覚情報の双方で日本を紹介する内容で、来日以降一貫して親日的立場にあったことで知られるブリンクリーが精力を込めて日本の魅力を日本国外に発信しようとする強い意志が感じられる書物です。収録されている写真は明治初期を代表する写真家である日下部金兵衛の作品と考えられるものが大半を占めており、彼の作品の特徴で高い評価を受けていた、極めて質の高い彩色が施された写真は、当時の情景が眼前に浮かぶような魅力を備えています。各巻の口絵として収録されている様々な花の彩色写真は、おなじく当時を代表する写真家である小川一真の作品で、美術的な完成度の高い写真作品で著名であった小川の力量が存分に発揮された写真が本書を彩っています。また、本書は、長辺が40センチ近くにもなる極めて大型の書籍ですが、全10巻それぞれに全く異なる意匠の美しい布装丁が施されており、しかも和綴本の手法を用いて綴じるという大変に凝った造本がなされていて、工芸書物としても極めて高い完成度を有しています。本書は、「江戸版(Edo edition)」とされた限定1000部発行のうちの420番にあたるものですが、驚くべきことに、ブリンクリーは20前後ものの意匠の異なる限定版を出版しています。
ブリンクリーは1867年にイギリス海軍の軍人として来日し、西洋近代海軍砲術の御雇外国人教師として活躍する傍ら、日本語習得にも精力的に励み、英和辞書や英語文法書なども執筆しました。1881年には、横浜で刊行されていた英字新聞『メイル(Japan Mail)』を買収し、経営者になるとともに、自らが主筆に就任して、時事問題を扱う記事だけでなく、文化、歴史、芸術に関する文芸記事を数多く執筆し、日本の文化的魅力を英語圏の読者に向けて発信する活動を積極的に行っています。明治政府からの信任も厚く、講読料の名目で資金援助を受けていたことが知られていますが、親日的態度を基軸としながらも、客観的立場からの誌面構成を心がけ、読者からの支持も高かったと言われています(ジャーナリストとしてのブリンクリーの活動については、秋山勇造『明治のジャーナリズム精神:幕末・明治の新聞事情』五月書房、2002年を参照)。
本書は、こうした長期間にわたる濃密な滞日経験と、そこで培われた日本文化と歴史への深い見識を備えていたブリンクリーが、自身の持てる全てを注ぎ込んで刊行した渾身の「日本論」と言えるものです。全15章からなるテキストを全10巻に収める構成で、各章は次のようになっています。
第1章:帝国;その大きさ、建築物、諸都市と風景
第2章:初期の日本とその歴史
第3章:四十七浪人の物語
第4章:徳川幕府の成立とクリスチャン時代の初期における東方諸国との関係
第5章:日本が初期の歴史において大陸から受けた恩恵
第6章:中世の日本
第7章:義経、源氏とモンゴルの来襲
第8章:信徒と階層
第9章:宗教と典礼
第10章:迷信と易断
第11章:祭礼
第12章:式典と娯楽
第13章:日本と諸外国との商業的、政治的交流
第14章:居留民に対する日本の態度 / 日本の金融
第15章:現代日本についての小論
ブリンクリーは、各章の執筆者は、日本の信頼できる著者に依頼をしたと述べていますが、執筆者名を明らかにしていませんので、残念ながらテキストの作者を知ることはできません。テキストの構成には編者であるブリンクリーの強い個性が感じられますし、各章のテキストの内容も非常に詳細で質の高い記述が多いように見受けられることから、ブリンクリーが自身が最適と考えた著者に執筆を依頼したことは間違いないものと思われます。
こうしたテキストを彩るのが、先に述べたような、30枚の大判手彩色写真と195枚の白黒写真、10枚の口絵彩色写真で、これらの写真が本書の魅力を大いに高めています。写真の構図や被写体から見て、30枚の大判手彩色写真と195枚の白黒写真を作成したのは、日下部金兵衛であると思われ、明治初期の日本人写真家として極めて高い評価を受けている彼の美しい写真がテキストに散りばめられています。日下部金兵衛は、幕末に来日した外国人写真家の代表的存在であるベアト(Felice Beato, 1832 - 1909)のもとで写真技術を習得し、1880年前後に独立して自身の写真館を横浜で開業しました。「KIMBEI」の名を冠した写真作品は特に外国人の間で非常に好評を博し、個別の写真販売だけでなく、横浜や、神戸、風俗といったように地域やテーマに応じた写真集を蒔絵仕立てのアルバムとしても販売しています。日下部金兵衛の作品は、すぐれた撮影技術に裏打ちされていること加えて、当時の写真の出来栄え、魅力を大きく左右する手彩色の水準が、非常に秀でていたことが知られています。
「金兵衛の風景写真の魅力は、遠近法を利かせながらバランスを失わない画面構成にあると思う。ベアト譲りの作画法かもしれない。広やかな眺望が得られる一方で、主題となる建物や点景人物が画面を引き締めている。
風俗写真には、街角で拾ったスナップ写真といったものや、スタジオで撮影した演出写真、芸者をモデルとし、歌舞音曲を主題とした「お座敷写真」ともいうべきものなどがある。スナップ写真や「お座敷写真」に傑作が多い。端正ななかにもどこか暖かみのある作風が金兵衛の人気の秘密であろう。」
(斎藤多喜夫「横浜写真小史再論」横浜開港資料館『F.ベアト写真集2: 外国人カメラマンが撮った幕末』明石書店、2006年所収、125頁より)
また、各巻の冒頭を彩る口絵写真を提供しているのは、コロタイプ印刷による写真集で高い評価を受けていた、小川一真の手になるものです。小川一真による「小川写真製版所」は、写真の印刷技術に特に秀でており、写真を用いた美術図版や雑誌刊行のパイオニア的存在として知られています。小川一真の写真作品の芸術性の高さ、比類のない印刷技術の高さが、ブリンクリーをして、自身の書物の冒頭を飾るに相応しい口絵写真として採用せしめたものと思われます。
本書は、冒頭で触れたように、「江戸版」とされた限定1000部で発行されたバージョンのうち、420番にあたるもので、そのむねが第1巻に記載されています。驚くべきことブリンクリーは20前後(正確な数は不明)の異なる限定版を出版しており、その全てが異なる意匠となっているだけでなく、収録している写真にも相違があることが確認されています。本書に収録されている写真は、テキスト内容と対応するものではなく、全く任意に配置されているという不思議な構成を撮っていますが、それはこうしたさまざまなバリエーションに対応するためだったのではないかと思われます。本書について詳しく調べたアメリカの古書店人、George Baxley氏によると、少なくとも下記の限定版の存在が確認されているそうです。
特別版(10枚の彩色口絵写真+60枚の全ページ大彩色写真+文中写真にも彩色+α)
・デラックス版(Edition de Luxe):750部限定、『日本の芸術(Art of Japan. 1901-2)』2巻本とセット販売、計280枚の彩色写真
・豪華愛蔵版(Edition de Grand Luxe):予約者限定50部、計290枚の彩色写真
・皇帝版(Emperor Edition):予約者限定50部、天皇陛下の肖像写真+計281枚の彩色写真
・皇后版(Empress Edition):計281枚の彩色写真
・帝国版(Imperial Edition):100部限定、詳細不明
・鎌倉版(Kamakura Edition):25部限定、計290枚の彩色写真
・京都版(Kyoto Edition):25部限定、計290枚の彩色写真
・蓮版(Lotus Edition):25部限定、『日本の芸術』2巻本とセット販売、計290枚の彩色写真
・ミカド限定特別版(Mikado Limited Special Edition):25部限定、計290枚の彩色写真
・ミカド版(Mikado Edition):250部限定、計300枚の彩色写真
・長崎版(Nagasaki Edition):55部限定、計290枚の彩色写真
・王室記念版(Royal Souvenir Edition):25部限定、『日本の芸術』とセット販売、計290枚の彩色写真
・薩摩版(Satsuma Edition):50部限定、計280枚の彩色写真
・将軍版(Shogun’s Edition):25部限定、『芸術の日本』とセット販売、計290枚の彩色写真
・特別豪華愛蔵版(Spesical Edition de Grande Luxe):36部限定、詳細不明
通常版(10枚の彩色口絵写真+30枚の全ページ大彩色写真+文中写真はモノクロ)
・江戸版(Yedo Edition):1000部限定、計40枚の彩色写真→本書
・長崎版(Nagasaki Edition):75部限定、計40枚の彩色写真(同名の特別版もあるので要注意)
・東洋版(Orient Edition):500部限定、計40枚の彩色写真
・記念版(Memorial Edition):1000部限定、計40枚の彩色写真
・大ミカド版(Great Mikado Edition):25部限定、計40枚の彩色写真、『日本の芸術』2巻本とセット販売
通常版15冊構成(15冊の厚紙装丁で出版)
・東京版(Tokyo Edition):15枚の彩色口絵写真、30枚の全ページ大彩色写真
このように膨大なヴァリエーションの存在が確認されていますが、大別すると特別版と通常版との2つに分類することが可能で、前者はテキスト中の写真も全て手彩色が施されていることに加えて、大判手彩色写真の枚数が60枚と通常版の2倍収録されていることが基本的な特徴と言えます。本書である江戸版は、通常版に分類されるものです。
また、本書は造本においても大変凝った意匠が施されており、全10巻全てに異なる布張り装丁を施されているだけでなく、和綴本を模した製本がなされています。テキスト本紙も和本を模して、全て袋綴じの用紙が用いられており、購入者が誤ってそれを断ち切ってしまわないように注意する紙片が挟み込まれています。こうした造本における細部にわたる丁寧な仕上げは、ブリンクリーその人の美意識を忠実に反映しているものと思われます。
本書は、明治初期を代表する親日的ジャーナリストであったブリンクリーが、日本の魅力を発信するために全ての力を注いで作成した作品といえるもので、そのテキスト内容、写真、造本のいずれにおいても、他に類を見ない、総合的な「日本論」を表現した書物ということができるでしょう。本書は国内に一定数の所蔵が確認できますが、上記の通り、膨大なヴァリエーションがあるだけでなく、版によって収録写真内容が異なるために、それらを比較、照合していくことも今後の研究課題と言えそうです。
各巻の書誌事項
Vol.1: Title., Colored Front. with tissue guard, pp.1-34, Colored plates & explanatory leaves: [3+3]
Vol.2: Title. of Sec. II, Colored Front. with tissue guard, pp.35-74, Colored plates & explanatory leaves: [3+3]
Vol.3: Title. of Sec. III, Colored Front. with tissue guard, pp.75-112, Colored plates & explanatory leaves: [3+3]
Vol.4: Title. of Sec. IV, Colored Front. with tissue guard, pp.113-152, Colored plates & explanatory leaves: [3+3]
Vol.5: Title. of Sec. V, Colored Front. with tissue guard, pp.153-190, Colored plates & explanatory leaves: [3+3]
Vol.6: Title. of Sec. VI, Colored Front. with tissue guard, pp.191-230 , Colored plates & explanatory leaves: [3+3]
Vol.7: Title. of Sec. VII, Colored Front. with tissue guard, pp.231-268, Colored plates & explanatory leaves: [3+3]
Vol.8: Title. of Sec. VIII, Colored Front. with tissue guard, pp.269-308, Colored plates & explanatory leaves: [3+3]
Vol.9: Title. of Sec. IX, Colored Front. with tissue guard, pp.309-346, Colored plates & explanatory leaves: [3+3]
Vol.10: Title. of Sec. X, Colored Front. with tissue guard, pp.347-382, 1 leaf (TABLE OF CONTENTS), Colored plates & explanatory leaves: [3+3]
本書に収録されている写真とその表題一覧
第1巻
口絵彩色写真
第1章:帝国;その大きさ、建築物、諸都市と風景
1) ある日本の貴族と高位の人々の集まり(p.2)
2) 横浜の冬景色 (p.4)
3) 江ノ島通り (p.5)
4) 1891年の大震災によって倒壊した長良川橋 (p.7)
5) 打ち解けた友人宅への訪問 (p.9)
I) 柏原から見た富士山(全ページ大彩色写真)(p.10/11)
6) 提灯工場(p.11)
7) 清らかなる女学生 (p.12)
8) 宮下川にかかる歩道橋 (p.13)
9) 仕事中の桶職人 (p.15)
10) 籠持ち達 (p.16)
11) 宮下の富士家ホテル (p.18)
12) 仏式の葬送 (p.20)
II) 鎌倉大仏(全ページ大彩色写真)(p.20/21)
13) 象嵌木工品の商店 (p.22)
14) 江ノ島の茶屋「恵比寿屋」(p.24)
第2章:初期の日本とその歴史
15) 神戸の「女滝」(p.27)
16) 唐崎の松の巨木 (p.29)
III) 人力車(全ページ大彩色写真)(p,30/31)
17) 今日のある日本の役者 (p.31)
18) ある海軍将校の集まり (p.33)
第2巻
口絵彩色写真
第2章続編:初期の日本とその歴史
19) 日本のレスラー(力士)(p.36)
20) 三味線を奏でる芸者 (p.37)
21) 東京の堀田家別邸庭園 (p.39)
22) 日本の茶屋 (p.41)
23) 横須賀の鳥瞰風景 (p.43)
IV) 街頭の花売り(全ページ大彩色写真)(p.44/45)
24) 京都の清水寺 (p.45)
25) 余興を演じる芸者 (p.47)
26) 宮島の鳥居 (p.48)
27) 京都の清水寺 (p.51)
28) 堂ヶ島の洞窟住居 (p.53)
V) 漁師の乙女達(全ページ大彩色写真)(p.54/55)
29) 横浜税関 (p.55)
第3章:四十七浪人の物語
30) 日本の滝 (p.57)
31) 舞を踊る少女達 (p.59)
32) 侍 (p.61)
33) 琴を演じる芸者 (p.63)
VI) 京都近郊の嵐山の橋(全ページ大彩色写真)(p.64/65)
34) 桶職人 (p.65)
35) 日本の墓地 (p.67)
36) ほうき売り (p.69)
37) 午睡 (p.71)
38) 石蹴り遊び (p.73)
第3巻
口絵彩色写真
第4章:徳川幕府の成立とクリスチャン時代の初期における東方諸国との関係
39) 京都の知恩院内部の柱廊 (p.77)
40) 山間部の駕籠 (p.79)
41) 引っ越し (p.80)
42) 田舎道 (p.81)
VII) 日光の聖なる橋(全ページ大彩色写真)(p.82/83)
43) 日光の石階段 (p.83)
44) 舞を踊る少女達 (p.85)
45) 家族でのピクニック (p.87)
46) 仕事中の日本の大工 (p.88)
47) 京都の也阿弥ホテルの回廊からの眺め (p.89)
48) 着物の洗濯 (p.91)
VIII) 貴族の城の内部(全ページ大彩色写真)(p.92/93)
49) ある家族の集まり (p.93)
50) 水田を鋤く (o.95)
第5章:日本が初期の歴史において大陸から受けた恩恵
51) カゴと木工品の売り場 (p.101)
IX) 京都の茶屋(全ページ大彩色写真)(p.102_103)
52) ことろ遊びをする男子 (p.103)
53) 日本の役者達 (p.107)
54) 横浜ブラフの茶屋 (p.109)
55) 駕篭持ち (p.111)
第4巻
口絵彩色写真
第6章:中世の日本
56) 船を沖へと漕ぎ出す漁師達 (p.114)
57) 家屋の内部 (p.115)
58) 神社に立つ鳥居 (p.117)
59) 名古屋城 (p.119)
60) 地震によって破壊された橋 (p.121)
X) 男子と女子の集合写真 (全ページ大彩色写真)(p.122/123)
61) 東京の帝国ホテル (p.123)
62) あんまさん、あるいは盲目の按摩師 (p.125)
63) 横浜居留地のある通り (p.128)
64) 東京の隅田川に架かる橋 (p.129)
65) 仏教の聖職者達 (p.131)
XI) 食料品と果物店(全ページ大彩色写真)(p.132/133)
66) 鍛冶屋と車大工 (p.133)
67) ある家族の集まり (p.134)
68) 舞を踊る少女達 (p.136)
69) 横浜のグランドホテルの中庭 (p.138)
第7章:義経、源氏とモンゴルの来襲
70) 横浜の根岸
XII) ある芸者(全ページ大彩色写真)(p.142/143)
71) 刺青の男 (p.143)
72) 碁に興じる (p.144)
73) 托鉢僧侶達 (p.146)
74) ある典型的な街路風景 (p.149)
75) ある日本の侍 (p.151)
76) 日曜雑貨店 (p.152)
第5巻
口絵彩色写真
第7章続き:義経、源氏とモンゴルの来襲
77) 日本の床屋 (p.155)
78) 横浜の冬景色 (p.157)
79) 穀物の脱穀 (p.159)
XIII) 京都近郊の竹林(全ページ大彩色写真)(p.160/161)
80) 綿を紡ぐ (p.161)
81) 湯本の茶屋の部屋 (p.162)
82) マカロニ(蕎麦)を食す (p.163)
第8章:信徒と階層
83) 玩具作者 (p.166)
84) 縁石の商人 (p.167)
85) 典型的な日本の人々 (p.169)
86) ワイン(酒)店 (p.170)
XIV) レスラー(力士)(全ページ大彩色写真)(p.170/171)
87) 甘酒売り (p.173)
88) 横浜の本町通 (p.175)
89) 日本の寺院の外回廊 (p.177)
90) 横浜の列車駅 (p.179)
91) 妙義山 (p.180)
XV) 唄を教える(全ページ大彩色写真)(p.180/181)
92) 中山道の船橋 (p.181)
93) 日光の家光寺の仁王門 (p.183)
94) 東海道の酒匂村にある松濤園 (p.185)
95) 箱根のはふやホテル (p.187)
96) 街道沿いの休憩所 (p.189)
第6巻
口絵彩色写真
第9章:宗教と典礼
97) 蓮の庭園 (p.193)
98) 牡牛の荷車 (p.195)
99) 横浜のクリーク(堀川)(p.197)
100) 江ノ島の海の洞窟(岩屋洞窟)(p.199)
XVI) 茶摘みの人々(全ページ大彩色写真)(p.200/201)
101) 日光二荒神社 (p.201)
102) 仕事中の大工 (p.202)
103) 長崎諏訪神社の石鳥居 (p.205)
104) 東京王子の茶屋 (p.207)
105) 夕食の支度 (p.209)
106) 茶を量る (p.210)
XVII) 刺青の郵便夫(全ページ大彩色写真)(p.210/211)
第10章:迷信と易断
107) 武装した侍 (p.213)
108) 自身がもたらした破壊 (p.215)
109) 宮下近郊の木賀の道 (p.216)
110) 長崎の中島 (p.217)
111) 薪を運ぶ農民 (p.219)
XVIII) 東京の亀戸天神の藤棚(全ページ大彩色写真)(p.220/221)
112) 三枚橋の茶屋 (p.221)
113) 書き方を学ぶ (p.223)
114) 髪を下ろした女性(EN DÉSHABILLÉ) (p.225)
115) 剣道 (p.228)
116) 典型的な日本の人々 (p.230)
第7巻
口絵彩色写真
第11章:祭礼
117) 三味線を奏でる芸者 (p.232)
118) 冬の装い (p.233)
119) 村の水車 (p.234)
120) 京都近郊の墓地
XIX) 鎌倉のコテージガーデン(全ページ大彩色写真)(p.238/239)
121) 東京芝公園の寺門 (p.239)
122) (日光の)朝鮮由来の銅製ランタンとオランダ由来の燭台 (p.241)
123) 沼川から見た富士山 (p.243)
124) 日光の最も大きな寺院の一つの内部 (p.245)
第12章:式典と娯楽
125) 奈良公園の湖上の茶屋 (p.248)
XX) 横浜の(元町)百段(全ページ大彩色写真)(p.248/249)
126) 東京の郊外の一つ、王子村 (p.249)
127) 化粧支度 (p.251)
128) 御嶽にある石の水盤と龍の銅像 (p.253)
129) 京都にある巨大な銅鐘 (p.254)
130) 海辺近くの松林 (p.255)
131) 仏教徒の聖職者 (p.257)
XXI) 琴弾き(全ページ大彩色写真)(p.258/259)
132) 大日堂の庭園 (p.259)
133) 茶屋の女給 (p.261)
134) 画趣に富む石橋 (p.263)
135) 側面から見た鎌倉の大仏 (p.265)
136) 富岡の浜辺 (p.268)
第8巻
口絵彩色写真
第12章続き:式典と娯楽
137) 奈良の野外演奏 (p.270)
138) 伊豆地方の修善寺村 (p.271)
137) 年少クラスの芸者達 (p.273)
138) 湯本近郊の箱根地区にある殿沢 (p.274)
139) 横浜のブラフにある(外国人)個人住居 (p.277)
XXII) 日光街道(全ページ大彩色写真)(p.278/279)
140) 奈良の巨大な銅鐘 (p.279)
141) 舞を踊る少女達 (p.283)
142) 布施を懇請する神道の聖職者達 (p.285)
143) 古代の舞である神楽の役者達 (p.287)
XXIII) 文を認める(全ページ大彩色写真)(p.288/289)
144) 芸者の舞のためのオーケストラ (p.289)
145) 東京の浅草寺院の内部 (p.290)
146) レスリング(相撲)の試合 (p.292)
147) 東京の芝公園にある正門内の寺院へと誘う階段と門 (p.293)
148) 衣装姿の「能」の舞手 (p.295)
149) 横浜の街頭風景 (p.297)
XXIV) 葬送の行列(全ページ大彩色写真)(p.298/299)
150) 真夏の村の小川 (p.299)
151) 伊香保の上方にある榛名湖 (p.301)
第13章:日本と諸外国との商業的、政治的交流
152) 上流階層の普段着 (p.304)
153) 東京の芝公園にある銅門と墳墓 (p.305)
154) 神道寺院における葬儀 (p.306)
155) 1867年の革命以前の(男性の)髪結の様 (p.307)
第9巻
口絵彩色写真
第13章続き:日本と諸外国との商業的、政治的交流
156) 米つき (p.310)
157) 東京と横浜の間にある大森近郊の田における米の刈り取り (p.311)
158) 若い少女達に書き方を教える (p.313)
159) 家の掃除 (p.315)
160) 東京の吉原の街頭風景 (p.316)
XXV) 客人を迎える(全ページ大彩色写真)(p.316/317)
161) 岩国の木橋(錦帯橋)(p.319)
162) 昼食の宴 (p.320)
163) 名古屋における震災の影響 (p.323)
164) 箱根湖と箱根村、遥か遠方に皇帝の離宮を望む (p.324)
XXVI) 挿花(全ページ大彩色写真)(p.326/327)
165) 宮下の富士屋ホテル (p.327)
166) 路上歌手 (p.329)
167) 絹の目方を量る(養蚕)農夫と、錦糸を紡ぐその妻 (p.330)
168) 人力で灌漑している(東京近郊の)菖蒲園 (p.332)
169) 神戸の海岸沿い通り (p.335)
第14章:居留民に対する日本の態度 / 日本の金融
XXVII) 労働者の休日(全ページ大彩色写真)(p.336/337)
170) 東京築地のメトロポールホテル (p.337)
171) 公園内のランチスタンド (p339)
172) 宮下近郊の木賀村 (p.340)
173) 子供達の集まり (p.342)
174) 繭を集める (p.343)
175) 販売用に錦糸を大きなかせに巻き取る (p.345)
第10巻
口絵彩色写真
第14章続き:居留民に対する日本の態度 / 日本の金融
176) 錦糸の巻き取り (p.349)
177) 倉庫の外で茶葉を分別し、ふるいに掛ける (p.350)
178) 東京の水戸庭園(小石川高楽園)にある石橋 (p.353)
XXVIII) 京都の知恩院にある偉大な鐘(全ページ大彩色写真)(p.354/355)
179) 東京の芝公園の寺院塀内にある銅製の慰霊灯籠群 (p.355)
180) 京都の横道で上手に水を桶に満たした水運び人 (p.356)
181) 川崎の寺院の鐘 (p.357)
182) 鎌倉の岩礁地帯 (p.358)
183) 客人の到着と出発の際の挨拶 (p.359)
第15章:現代日本についての小論
184) 金沢の避暑のための小さなホテル (p.361)
185) 横浜上方にある野毛山の休憩所、桜の季節にて (p.362)
186) 御殿場近郊の竃から見た富士山、晩秋にて (p.363)
XXIX) 劇場での芝居(全ページ大彩色写真)(p.364/365)
187) 東京のお堀に至る横道での目隠し遊び (p.365)
188) 長崎の諏訪神社の馬の銅像 (p.366)
189) 四十七浪人の墓地 (p.369)
190) 通例では御嶽(おんたけ)と呼ばれる御嶽山の大石のアーチ
191) 一般的な家屋の縁側 (p.372)
192) 江ノ島の浜辺、干潮時にて (p.373)
XXX) 日光の満願寺(全ページ大彩色写真)(p.374/375)
193) 典型的な芸者階級 (p.376)
194) 嵐山近郊の桂川の風景 (p.378)
195) 最も人気のある温泉地の一つ、熱海の温泉 (p.381)