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1922年 パリ刊
Matsuyama, Yoshinori.
Cinq Chansons Caractéristiques Japonaises.
Paris, Maurice Senart, 1922. <AB201965>
Sold
27.0 cm x 35.5 cm, pp.[1], 2-11, Original pictorial paper wrappers.
Information
「作曲者の Yoshinori Matsuyama は松山芳野里(1891-1974)。大正から昭和にかけて活躍したテノール歌手。松山は当初、東京音楽学校でヴァイオリンを学んでいたが、声楽への転科を希望。これが学校に認められなかったため、同音楽学校を中退、帝国劇場と歌手契約をした。大正4年から昭和15年にかけて、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツで活躍。《5つの日本的な歌》は、フランスにいた頃に書かれたものであろう。1922年にスナール社から「室内楽シリーズ」の一環として出版。出版の経緯は不明だが、楽譜のイラストも松山の手になるもの。曲はいずれも日本のよく知られた歌による。 Cinq chansons Caractéristiques japonaises (5つの日本的な歌) 1. Berceuse(子守唄) 2. Chanson de pêcheurs(漁師の唄) 3. Chanson d'amour(愛の唄) 4. Chanson de Yedo(江戸の唄) 5. Chanson de serises(桜の唄)」 (近藤秀樹「仏蘭西で聴く日本の歌〜松山芳野里《5つの日本的な歌》(2008年1月20日南葵音楽文庫ミニレクチャー、レジュメより)