書籍目録

「日本の舟唄」(ピアノのための愛国歌集)(楽譜)

バイエル

「日本の舟唄」(ピアノのための愛国歌集)(楽譜)

刊行年不明 マインツ / ブリュッセル / ロンドン刊

Beyer, Ferd(inand).

JAPANESISCHES SCHIFFERLIED. (BARCAROLLE POPULAIRE DE JAPON.)

Mainz / Brüssel(Brussel) . London, B. Xhott's Sönen / Gebrüder Schott. Schott & Cie, n.d. <AB202448>

Donated

26.8 cm x 34.0 cm, pp.[1(Front cover)], 2, 3, Original pictorial paper wrappers.

Information

「生みの親フェルディナント・バイエルは、ドイツの作曲家、ピアニストであり、日本でも長く親しまれているバイエルのピアノ教本(《ピアノ奏法入門書 Vorschule im Klavierspiel)を書いた音楽家としても知られている。バイエルは、地域の多様性を特徴に持つ外国民謡の編曲シリーズともいえる曲集《ピアノのための愛国歌集》を1840年代に出版した。ピアノ教本以外にも功績を残した音楽家だったのである。《ピアノのための愛国歌集》は70曲で構成され、スペインやポルトガルの国歌や、中国やブラジルなど様々な地域で親しまれた民謡、そして《日本の旋律》に影響を受けて生み出された本作〈日本の舟唄〉のように、先行する楽曲から着想を得て完成した作品が含まれている。」
(光平有希『ポップなジャポニカ、五線譜に舞う:19から20世紀初頭の西洋音楽で描かれた日本』臨川書店、2022年、20ページより)