Category 明治期以降の海外における日本研究（日本人による欧文著作含む）

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岡倉覚三（天心）

『東洋の理想』

再刷マレー版 1905年ロンドン刊

Okakura, Kakuszo.

THE IDEALS OF THE EAST WITH SPECIAL REFERENCE TO THE ART OF JAPAN.

London, John Murray, (November) 1905. <AB2017141>

Sold

Reprint ed.

8vo, blank leaf, pp.[i-vii(Fly title / Title / Prefatory Note / Contents)], viii-xxii, [1], 2-244, 2 leaves, Original publishers cloth.

Information

「アジアは一つである(Asia is one.)」という冒頭フレーズで知られる岡倉天心の英文三部作の一つ

タイトルページ。初版は本書と同じくロンドンのマレー社から1903年に刊行されている。

ニヴェーディター(Nivedita)ことマーガレット・エリザベス・ノーブル(Margaret Elizabeth Noble, 1867 - 1911)による序文。ニヴェーディターはヴィヴェーカーナンダ（Swami Vivekananda, 1863 1902)、ラーマクリシュナ（Sri Ramakrishna Paramhansa, 1836 - 1886)に深い影響を受け、インド哲学の受容において岡倉と交流があり、岡倉は彼女を極めて高く評価していた。

旧蔵者が挟んだままにしてあったギフトカードや中国美術について論じた新聞の切り抜きつき。